バッキンガム大学の研究によると、ケンタウルス族と呼ばれる巨大彗星が地球に及ぼす影響を指摘しました。
そのリスクは、今まで危険といわれていた、小惑星帯の天体よりも大きいとされています。
では、ケンタウルス族という巨大彗星とはいったい何なのでしょうか?
ケンタウルス族について調べてみました。
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太陽系で一番遠い軌道を通る惑星は海王星です。
しかし、その海王星よりももっと遠くの軌道を楕円を描きながら木星と海王星の周りを回る巨大な彗星が発見されました。その名はケンタウルス族(Centaur)といわれています。
ケンタウルス族は、もともと太陽系の軌道を取らず、少しづつ軌道を変えながら現在の木星と海王星の間を公転していることが分かっています。
土星の輪も実はケンタウルス族によって形成されたものだとされています。
問題は、そのケンタウルス族は公転軌道が定まっていないことから、将来的に太陽に衝突するか木星付近の星間物質で分解する可能性があることです。
巨大な彗星は、太陽に近づくと高温となって徐々に崩壊しながら近づいてくるため、非常に大きな彗星の破片(直径50~100km)が地球などの惑星に衝突する可能性が高いと研究によって明らかになったということです。
カリクロー
一番大きな彗星はカリクロー(Chariklo)が有名で、直径が約260km前後の大きさといわれています。
この大きな彗星は、公転周期が約62年となっています。つまり、62年に1回は木星付近まで近づき、崩壊すれば地球に落下という危険もあるということでしょうか?
まだ、カリクロー以外にも大きな彗星が見つかる可能性もあるということで、今まで以上に宇宙に目を向けなければならないかもしれません。
もし地球に落下してきたときは、まるでディープ・インパクトの映画さながらの出来事になるかもしれないと危惧しています。
地球に落下した場合は、大気上に塵が舞い上がり、地球上全てがこの塵で埋め尽くされるいわゆる「核の冬」になるおそれもあるそうです。
そうなったときは、人類に限らず、全ての生物が絶滅してしまうことになりかねません。
地球の無事を祈るばかりですね(^_^;)
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