2015年の11月13日頃、未確認物体(WT1190F)の地球への落下が予想されています。

その未確認物体(WT1190F)について

①未確認物体(WT1190F)の正体は?

②落下予想地点と時刻

③人類への影響は?

④日本で観測は出来るか?

ということを調べてみました。

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①未確認物体(WT1190F)の正体は?



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欧州宇宙機関ESAより


今年の10月3日に、アリゾナ大学のカタリナ・スカイ・サーベイ氏によって発見された未確認物体です。

今回の落下は、未確認物体のうち地球の衛星軌道を周回している宇宙のちりやゴミが地球の引力によって落下してくることが原因です。

たまに夜空を眺めていると流れ星が見えることがありますが、

ほとんどが地球を周回しているちりやゴミが地球に落下していることから生じるものなのです。

その未確認物体のWT1190Fは、自然に存在する天体物質としては密度は水の10%程度であり隕石にしては軽すぎるので

おそらく使用済みのロケットのタンク・パネル・ブースターの一部ではないかと考えられているそうです。

大きさにして約2メートル程度ということで11月13日前後に地球に落下するという予想され、世界で注目を集めています。

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CNN提供


②落下予想地点と時刻

スリランカの南岸沖約100キロの地点(海上)が、落下予想地点とされています。



落下地点はピンのある付近

落下する時間は現時点で2015/11/13日午前6時20分(UTC)、

日本時間(JST)にして2015/11/13日の15時20分頃と予想されています。


③人類への影響は?

今回のWT1190Fは大きさ2メートル程度のため、

ほとんどが大気の摩擦熱で燃え尽きるので、大きな危険は今のところありません。

万が一燃え残ったとしても海上に落下するため心配は要らないそうです。

④日本で観測は出来るか?

2015年11月13日の日本時間15時20分に地球に落下が予定されていますが、

落下地点を中心に1000km前後が観測可能範囲の限界となります。

ということは、昼間での観測は難しい上に、

現地から約5000km以上離れているため日本での観測はほぼ不可能ということが分かりました。

現地メディアで報道されれば見れるかもしれませんね。


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